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    不安障害とコミュニケーション能力

    あがり症で悩んでいる人は多いです。
    特に今は春ですから、4月から新しい環境に変わった、
    なんていう場合もあるでしょう。

    学校だったら新しいクラスになるし、親だったらあたらいいPTAになるかもしれない。
    会社だって新しい職場になる、転職する、そういうこともありますね。

    あがり症っていうのが世界的に認められていることなのか?
    それとも日本独特なものなのか?っていうのは分かりませんけど、
    メンタルの問題で、考えようによっては深刻である、というのは分かります。


    おそらく一番の原因は、「他人を意識しすぎるこころ」にあると思います。
    家でテレビを見てるとき緊張してますか?
    って、だれもリラックスしてますよね。

    それが人とコミュニケーションをとるシーンになって緊張するというのは、
    相手のこと、自分以外のひとのことを過剰に意識している、
    そういう表れだと思います。


    ガリ症を完全に治す特効薬のようなものがあるわけではないですが、
    ひとつの方法は、練習、慣れ、コミュニケーション能力を高めることです。
    人前で汗をかいたり恥ずかしい思いをしたくないと思うでしょうが、

    そもそも、その行為にあなたはなれているんですか?
    というのが問題です。
    人前でのスピーチとかいって、そういう機会が年に一回あるかないか、という人と、
    毎週セミナーで話しをしていますという人とでは、スタートが違いますよね。
    経験がないくせに、つまり上手じゃないのに、そつなくこなそうとしているから、
    無理が生じているわけです。

    慣れてないんだから緊張する、ドキドキする、だから一生懸命練習する。
    これは普通のことですよ。
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